【都内最大級】590件を超える医療施設情報を掲載!とてもわかりにくい不妊治療の医療機関情報を“過去にない規模”と“徹底的な患者さん目線”でまとめました。

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保護者・教職員の方へ

お子さまの「女性からだ教室〜15歳:思春期に学ぶ生涯ヘルスケア〜くれまぐ特別編」のご視聴をご検討いただきありがとうございます。
私たちがこの度お届けするコンテンツは、単なる娯楽を目的としたエンターテインメントコンテンツではありません。お子さまの生涯にわたる健康のために必要不可欠な知識でありながら、社会的な対応が遅れているために知られることの少ないヘルスケア情報を、トップランナー専門医の監修のもとで60分に凝縮した「ヘルスケア啓発教材」です。
少しでも多くの思春期の若者たちに興味を持ってもらうため、10-20代を中心に高い知名度のあるYouTuberユニットである「くれいじーまぐねっと(くれまぐ)」が広報活動を行なっておりますが、その裏側には日本のトップランナー産婦人科医が叡智を結集した「女性からだ情報局」のプロジェクトがあります。
お忙しい中だとは存じますが、なぜ私たちがこのような取り組みを行なっているのか、少しだけご説明させてください。そして、ご納得いただけたなら、ぜひお子さまの試聴の機会をご検討いただけると幸いです。

女性からだ情報局
代表 花田 秀則

 

世界的に遅れている日本

日本は世界に知られた長寿国です。その要因の1つに、世界最高水準だと評される医療環境があります。文字通りゆりかごから墓場まで、この国にその医療の恩恵を受けない人は1人もいません。大小様々な単位で医療の課題が尽きることはありませんが、それでも基礎研究の場で、臨床の現場で、今日この瞬間も医療従事者たちは切磋琢磨しています。

産婦人科も例外ではありません。急速に進む少子化が懸念され続ける日本ですが、24時間対応が求められるお産の現場で、私たち1人ひとりは世界一安全に生まれ、今や国内で年間6万人以上の人命を生み出す体外受精は、日本人研究者によって開発されたものが世界標準として歴史を動かしています。
ところが、これだけの医療環境がありながら、この国には産婦人科・女性のヘルスケアに関連する大きな歪みが存在します。

例えば日本国内では、子宮頸がんにより年間約3,000人の命が失われています。子宮頸がんは「性感染症」であることが知られており、WHOもそのワクチン接種を推奨していながら、社会の理解が追いついていません。日本では年間約2万人のAYA世代(15-39歳)のがん患者が新たに発生していますが、“防げるがん”であるはずの子宮頸がんの発生率はG7で最低スコアです。乳がんや子宮がんの検診率も伸び悩んだままです。

また、国内における体外受精の女性の平均年齢はおよそ40歳です。これはアメリカよりも5歳も高く、高齢になってから不妊に苦しむカップルが数多く存在します。「妊娠・出産のためには若いうちからの健康管理が大切であること(=プレコンセプションケア)」「1人の女性が卵巣に保有する卵子の数は限られており、時間と共に減少し続けること」「男女双方とも年齢が35歳を超えると、妊孕性(にんようせい=妊娠する能力のこと)は急速に低下していくこと」「若い年代での不摂生が、子どもの成人後の健康状態に悪影響を与える恐れがあること」などは、ほとんど知られていません。
この背景には、性別のヘルスケアに関する性教育の遅れがあります。日本の学校で行われる一般的な性教育は、「避妊ばかりを教え、妊孕性や性感染症を教えない」と言われ、ユネスコ「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」などとの国際比較をすると、日本では発達段階に応じた継続的な教育の必要性、さらには性と健康の相談支援の重要性が示唆されています。

また、科学的根拠のある医療情報のみを見極める「医療リテラシー」についても、教育現場で言及されることはほとんどありません。法律のグレーゾーンを突き、科学的根拠が無くても「医療の顔つき」をした商業活動によって、健康を損なったり、救われるはずの命が失われているのが実情です。
失われているのは、1人ひとりの健康だけではありません。長らく停滞してきたこの国の発展を取り戻すために、労働人口や生産性を向上させる政策として「少子化の改善」や「女性活躍推進」が必要不可欠であることは何年も前から認識されてきました。また人権の面からも、ジェンダー平等のあり方については盛んに議論が行われるようになってきています。

ただし、これら「少子化改善」「女性活躍推進」「ジェンダー平等」を議論する上で、果たしてどれほどの人が、その前提となる生物学的な身体の違いを正しく認識しているでしょうか。日本のジェンダー・ギャップ指数が先進国で最も遅れをとっているのも、正しい生物学的性差への理解に基づいた議論が行われていないことの証左と言えるかもしれません。

 

トップ専門医が集結:「女性からだ情報局」

このような状況を打破すべく、2022年に活動を開始したのが「女性からだ情報局」です。婦人科・産婦人科領域において「知らない」に起因した個人と社会の損失を生み出さないために、様々なチャネルを通じて直接・間接的な情報発信を行なっています。
私たちの特徴は、何よりもまず日本国内の産婦人科領域のトップランナー30名以上が編集委員として集結しているところにあります。この編集組織は最高顧問である吉村泰典医師のもと、ざっくり「医療」や「産婦人科」というくくりで「お寿司のことをうなぎ職人が、ましてやフレンチの料理人が語る」ということの無いよう、周産期・生殖・婦人科系がんなど、いずれも各々の分野で日本を代表する編集委員が正しい知識の監修を担当しています。
この編集体制の中で、私たち女性からだ情報局は「医学的信頼とわかりやすさの両立」「ジェンダー(社会的性別)とセックス(生物学的性別)を混同しない」「老若男女すべてを対象読者とする」という3つの編集方針を掲げ、情報発信に努めています。

女性のヘルスケアに関して、最近あなたが目にした記事やセミナーも、情報編集者として私たちが携わったものかもしれません。

 

若者のために〜くれまぐの決意と覚悟〜

この「女性からだ情報局」の活動に賛同し、今回思春期前後の若者向けコンテンツの発信を担当しているのがYouTuberユニット「くれいじーまぐねっと(くれまぐ)」です。本日(5月18日)、彼女たちは女性体情報局が認定する「女性からだ推進大使」へと就任しました。

くれいじーまぐねっとは25歳以上の方の知名度は決して高くありませんが、YouTubeチャンネル登録者数191万人、SNS全体では990万人のフォロワー数を誇るなど、10-20代に大きな影響力を持つ女性3人組です。企画動画のみならず、日々ライフスタイルを発信する彼女たちが啓発活動を行うことは、必ずしも“真面目“な情報に興味を示しにくい思春期の若者にとって、非常に強力な援護だと考えています。

 

 

今回のくれいじーまぐねっとの「女性からだ推進大使」就任を含む一連のプロジェクトは、就任や活動について女性からだ情報局が対価を支払ういわゆる「広告契約」や「業務委託契約」ではありません。くれいじーまぐねっとから自発的に、女性からだ情報局と連携した啓発活動に関する申し入れがあり、「女性からだ推進大使」についても協議の上で新設した役職となります。
ここには、日本の若者に大きな影響力を持つことになったインフルエンサーとしてのくれいじーまぐねっとの矜持があります。

くれいじーまぐねっとは、現代に活躍する他の多くの方々同様、新しいメディア環境が生み出したインフルエンサーユニットです。かつて国民の多くが同じ曲を聴き、同じ番組を観ていた時代とは異なり、“思春期”という限られたクラスターの中でこそ強いエンゲージメントを持つファン構造となっています。

誰もが同じ情報を当たり前に共有している時代ではないからこそ、自分達を支えてくれるファンには、本当に必要な情報をきちんと知っておいて欲しい。強いエンゲージメントを持っているからこそ、その反面社会的な責任がある。そして、メンバー1人ひとりが1人の20代の女性として「何が大切なのか」を考えたとき、女性のヘルスケアに関する啓発を背負っていくべきだという結論に至ったのです。
そのような決意と覚悟の中で、くれいじーまぐねっとは産婦人科医から専門的な知識を学んだり、きちんと通院することで自身のヘルスケアを行うだけでなく、それらの情報がどうすれば思春期の若者にわかりやすく伝わるのか・興味を持って受け入れてもらえるのかという課題に取り組んでいます。

いわゆる“教養系YouTuber” ではない彼女たちにとって、このような情報発信を行うことは、キャラクターを毀損する怖れがあるかもしれません。一部のファンや視聴者はつまらないと感じたり、離れていくかもしれません。それでも、くれいじーまぐねっとを支えてくださる思春期の視聴者の未来のために、私たちは取り組む意義があるのだと感じています。

 

「女性からだ教室」について

月経・妊孕性・妊娠・出産・産後・更年期・婦人科系疾患など、女性が一生のうちに身に付けておくべき知識は多岐にわたります。個人で、また教育の現場や職場などで、これらの信頼できる知識を手軽に・体系的に学ぶことは容易ではありません。
そこで、女性からだ情報局が立ち上げた教材プロジェクトが「女性からだ教室」です。「女性からだ教室」は、性別や年齢に関わらず全て人々が知っておくべき女性のヘルスケア情報を、日本を代表する医療チーム監修のもと、視聴推奨年齢別に5篇に分け、60分程度の映像にまとめてご提供するカリキュラム教材です。

それぞれの年齢別のカリキュラムは5つの章で構成されており、「思春期(第二次性徴)」「就職(新社会人)」「部下ができる」といった社会的な状況に応じて知っておくべきヘルスケア知識をバランスよく配置しているほか、すべての年齢別カリキュラムにおいて、第5章は「科学的な視点で正しい医療情報を見極める」医療リテラシーについて触れられていることが特徴です。

 

 

今回私たちが全国の思春期の皆さん、そして彼ら・彼女らに関わるすべての老若男女にお届けしたい、15歳向け教材の構成は以下の通りです。

一歩ずつ、全国に広めてゆきたい

私たちは、この「女性からだ教室」という教材を、今回のくれいじーまぐねっととの共同制作を皮切りに、全国へと広めていきたいと考えています。私たちが目指すのは、全国の15歳と、彼ら・彼女らに関わる老若男女が誰1人取り残されることなくこの教材を視聴して、最低限の性別ヘルスケア及び医療リテラシーを身につけ、年齢・性別に関係なく相互に健康を配慮しあえる社会です。
通常60分程度のeラーニング教材は、1名視聴あたり約4,000-5,000円が相場ですが、女性からだ教室は一般定価1,000円/人、学割価格1万円/学級(いずれも税別、システム利用料等別途)という価格でお届けしているのも、少しでも広まって欲しいとの想いを反映させています。

これから私たちは、次の20歳編の公開の準備を行いつつ、この15歳編の導入を自治体や学校法人、企業等へと働きかけてまいります。
この教材が初公開される67日(水21:00からのセミナーは、あえて思春期の若者が保有する可能性が少ない、クレジットカード決済のみで視聴決済が可能なシステムを採用しています。それは、この機会にぜひ保護者や教職員の方に、思春期からのヘルスケア教育の大切さをご理解いただきたいという思いからです。この文章をお読みいただいている方の中には、お子さんからのクレジットカード決済の相談を受けられた方も数多くいらっしゃることかと思います。

今回、お子さんが要望されているこのセミナーの視聴料は、単なる娯楽のための金額ではありません。もちろん思春期の若者の心をつかむことや、一生のヘルスケアにとって最高な60分の教材、90分のセミナーの探求にゴールはありませんが、それでも私たちは、日本が世界に誇る産婦人科界のトップランナー専門医たちが監修し、それを思春期の若者に届きやすい形でくれいじーまぐねっとが企画化したこの教材は、15歳の若者たちの健康で豊かな人生にとって有意義なものであると確信しています。

ぜひ、この機会のお子さんのご視聴をご検討ください。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
読者の方とお子さま、そしてご家族のご健康を心よりお祈り申し上げます。

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