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【卵子凍結】東京都助成金 2024年も継続決定-卵子凍結、どこでする…?-

東京都は2023年に全国初の取り組みとして、将来の妊娠・出産に備える『卵子凍結』への最大30万円の費用助成(条件を満たす申請者のみを対象)を開始。開始から約半年が経過し、申請数は想定を大きく上回り、都は2024年以降も「卵子凍結への費用助成の継続」を決定、2024年度予算案には2023年度当初予算の5倍にあたる約5億円を計上することが発表されました。

多くの卵子凍結に関するお問合せや個別相談をいただく中でも多い、クリニック・サービスの選び方について、本記事でご紹介します。

 

卵子凍結とは

 

卵子凍結は卵巣から取り出した卵子を-196℃の超低温の液体窒素の中で凍結させ、自身が出産したい・できるタイミングまで保存することです。超低温では化学変化はほとんど起こらないため、卵子の状態を数十年も変化させないまま保存することができると言われています。

 

卵子凍結には大きくわけて2種あると言われています。

 

<卵子凍結のタイプ>

① 医学的適応:がんなどの病気が原因で妊よう性(妊娠するために必要な力)の温存のために行う場合

② 社会的適応:健康な女性が将来の妊娠に備えて行う場合

 

今回東京都が開始した助成制度は、2つめの「健康な女性が将来の妊娠に備えて行う場合の“社会的適応”」にあたります。

 

卵子凍結について詳しくはこちら ☞ 日本産婦人科学会HP

 

卵子凍結はどこでできるの…? 答えは “不妊治療専門クリニック”

卵子凍結が行える場所は、婦人科や不妊治療を行う専門クリニックが一般的です。

 

卵子凍結には複数の行程があり、専門的設備が備わり・最低1名以上の生殖医療専門医の常勤が推奨される等、一般社団法人日本生殖医学会が発表したガイドラインがあります。

 

[ 卵子凍結の主なステップ ]

1.事前の診察や検査(感染症等)

2.排卵誘発剤を投与して卵巣を刺激→排卵促進

3.採卵(複数の卵子を採取)

4.採取した卵子から質のいい卵子を選び、-196℃の液体窒素で急速凍結

※妊娠を希望した際は、凍結保存したクリニックでの体外受精が原則

 

一方、現在は事前検査や採卵は専門クリニックで行い、凍結卵子の保管のみを請け負う民間サービスも誕生しています。

これは、卵子凍結実施前に専門家に相談ができたり、妊娠を希望した際に、その時の状況に応じて、採卵したクリニックと・妊娠を希望した際に不妊治療に取り組むクリニックをご自身の希望にあわせて選択ができるなどのメリットがあります。

 

卵子凍結を実施している医療機関

東京都の卵子凍結に係る費用助成の対象となる登録医療機関は、全62院あります(令和6年3月5日時点)。

各医療機関それぞれ特徴があり、こちらでは、女性からだ情報局の編集委員の先生がいるクリニックをご紹介します。

 

加藤レディスクリニック(新宿区|新宿駅)

1993年に開院以来約30年、過去6万人超の赤ちゃんが誕生している実績のある不妊治療専門クリニック。豊富な経験と実績に裏付けされた、『自然周期・低刺激周期』での体外受精を中心に、からだにやさしい不妊治療が定評

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・対象:25歳~39歳までの未婚女性の方

・予約:完全予約制(予約電話受付:03-3366-3969 /平日 9:00~16:00、土日祝 9:00~13:00)

・開院時間:(平日・土日祝)8:00~12:00 ※初診来院時間

・持ち物 :① 顔写真付きの公的身分証明書 ②健康保険証 ③戸籍謄本

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※料金・治療スケジュール等の詳細は以下よりご参照下さい

 

杉山産婦人科 丸の内(千代田区|東京駅・大手町駅)

産科・婦人科として70年以上の歴史を誇る杉山産婦人科。不妊治療を専門とする生殖医療科の丸の内院は、すべての常勤医師が「生殖医療専門医」の資格を有し、患者様一人ひとりのご要望に寄り添った治療計画が可能。

常に最先端の知識とエビデンスをもとに体外受精を中心とした治療を行いながら、受診する方の仕事と生殖医療の両立をサポートする体制が整うクリニックです。

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・対象:~39歳までの女性 ※40歳以上もご相談可能

・予約:完全予約制(WEB予約 → こちらから)

・開院時間:(月・水・金・土)8:30〜13:00 / 14:00~16:30(火・木)14:00~18:30

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料金・治療スケジュール等の詳細は以下よりご参照下さい

 

梅ヶ丘産婦人科(世田谷区|梅ヶ丘駅)

約70年前に産婦人科として開業し、1998年から不妊治療を開始し、現在までに2万を超える不妊治療での妊娠の実績を誇るクリニック。「負担の少ない、最小限の治療による、できるだけ自然に近い妊娠」を目指す治療を行っている。

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・予約:完全予約制(予約電話受付:03-3429-6036 / 平日9:00~17:00、土 9:00~13:00)

※初診は、現在の状況(ご年齢や不妊治療歴)をお聞きしたうえで予約のため、電話必須

・開院時間:(月・水・金)8:00~13:00/15:30~20:00(火・木)8:00~13:00/15;30~17:00(土)8:00~13:00

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料金・治療スケジュール等の詳細は以下よりご参照下さい

 

ファティリティクリニック東京(渋谷区|恵比寿駅)

開業27年を超え、不妊専門医、不妊認定看護師、管理胚培養士、心理カウンセラー、遺伝カウンセラーをはじめとする高いスキルを持ったスタッフがチームとなり、不妊治療における治療の個別最適化を図るクリニック。

未受診者を対象とした無料オンライン相談(月・火・水・金 12:00、16:00)も実施していて、通院前から相談も可能。

※ファティリティクリニック東京は、卵子凍結保管サービス「GraceBank(グレイスバンク)」と提携しており、凍結卵子はGraceBank(グレイスバンク)にて保管となります

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・対象:~39歳までの女性 ※40歳以上もご相談可能

・予約:完全予約制(WEB予約 → こちらから)

※月経周期に関わらず都合の良い日時で予約。初診前日までに「初診問診票」入力が必須

・開院時間:(月・火・水・金)9:00〜12:30 / 15:00~18:00(土・日)9:00〜12:30

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料金・治療スケジュール等の詳細は以下よりご参照下さい

 

東京都助成金対象の登録医療機関一覧

上記を含め、東京都の卵子凍結に係る費用助成の対象となる登録医療機関は、全61院あります(令和6年1月26日時点)

一覧はこちらからご確認ください。

※2024年1月26日時点発表データになります。

 

卵子凍結保管を実施している民間サービス

現在、卵子凍結保管を実施している民間サービスは主要4サービスがあります(2024年3月時点)。

それぞれ ①提携クリニック数 ②保管場所 ③費用 ④カウンセリングの有無 といった点で大きく差があり、ご自身のご希望にあわせて選択することが重要になります。

 

GraceBank(グレイスバンク)

全国40院のクリニックから選択可能、提携クリニック数No.1。専用アプリも完備されていて、スムーズに卵子凍結が可能。

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・提携クリニック:全国40院(提携クリニックリストはこちらから)

・保管場所:提携研究所(ステムセル研究所)※1999年から23年間臍帯血保続・幹細胞関連の研究開発を行う企業

・費用:初期費用55,000円+保管費用3,850円/月(1年毎に更新)

※費用詳細はこちらから

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<< その他特徴 >>

※15分無料のオンライン相談や、オンラインセミナーも随時実施中

※該当企業に限り、各企業の福利厚生サービスの初期保管費用割引等の利用も可能。

 

あんしんバンク

再生医療領域のリーディングカンパニーであるセルソース株式会社が保有する、細胞取り扱いのプロによる保管体制で凍結卵子を管理。全国のクリニックから選択可能。

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・提携クリニック:全国7院(提携クリニックリストはこちらから)

・保管場所:自社保有の保管施設(セルソース株式会社)

・費用:初期費用41,800円+保管費用5,500円/月(1年毎に更新)

※費用詳細はこちらから

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<< その他特徴 >>

※卵子凍結にまつわるオンラインセミナーも随時実施中

 

プリンセスバンク

卵子凍結のクリニック受診の前に、プリンセスバンク主催の適性検査(卵子凍結について・リスクの理解等の説明を含む)を受けることを推奨する卵子凍結サービス。提携クリニック等は、適性検査を受けた方のみに開示。

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・提携クリニック:適性検査後に紹介予定

・保管場所:非開示

・費用:卵子凍結費用 約20万円+保管費用が1万円/年(卵子 1 個あたり)
※2年目以降は卵子1個あたり1万円(税別)で1年間

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<< その他特徴 >>

※卵子凍結にまつわるオンラインセミナーも随時実施中

※34歳以下の低価格プラン有(ご希望の方は要お問い合わせ)

 

ライフバンク

卵子保管コンセルジュとして、カウンセリングから提携医療機関のアレンジ及び紹介、輸送、保管まで一括してラインフバンクが担当。患者自身は、初診予約以外、特別なことをする必要がないのが特徴。

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・提携クリニック:東京都・神奈川 計3院(提携クリニックリストはこちらから)

・保管場所:提携の保管施設

・費用:初期費用33,000円+コーディネート費33,000円+輸送費33,000円+保管費用55,000円/年(5個)

※費用詳細はこちらから

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<< その他特徴 >>

※随時キャンペーン価格でのサービス提供も実施中

 

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